毎日が夏休み in 熊谷

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「熊谷八景」ご案内♪

みなさんは「八景」ってご存知ですか?

元々は、中国の『瀟湘八景』という水墨山水画の画題のことで、

山市晴嵐 (さんしせいらん) 山里が山霞に煙ってかすみ見える風景
漁村夕照(ぎょそんせきしょう)夕焼けの中の漁村の風景
遠浦帰帆 (おんぽきはん)  帆かけ船が遠方より戻ってくる風景
瀟湘夜雨 (しょうしょうやう) 夜の雨の風景  
煙寺晩鐘 (えんじばんしょう) 夕霧に煙る遠くの寺より響いてくる晩鐘の音
洞庭秋月(どうていしゅうげつ)湖の上に冴えるわたる秋の月  
平沙落雁 (へいさらくがん) 秋の雁が干潟に舞い降りてくる風景
江天暮雪 (こうてんぼせつ) 日暮れの河の上に舞い降る雪の風景

が、原題となっています。

これが日本に伝来したのが鎌倉時代
そして江戸時代以降、一地域の中で八つの風景を探し出すこと(画題の発見)が
知的な遊びとして行われるようになりました。
メジャーなところでは「近江八景」や「金沢八景」がこれにあたり、
お約束のように「熊谷八景」というものも存在します。

「熊谷八景」の成立はハッキリしませんが、題材から推測すると江戸末期~明治初期の頃で、
残念ながら、現在は見ることのできない熊谷八景(風景)もあります。

そんなわけで「また、テを広げるのかい?」企画。>ここまできたら暖かく見守ってクダサイ(^^;)
「熊谷八景」をおいかけて見たいと思いま~す。