毎日が夏休み in 熊谷

Yahoo!ブログより移転しました

「旧三尻村」道路元標

イメージ 1

イメージ 2

三尻郵便局の交差点向かい、1本の大きな松の木があります。

「この道路脇に、こんな大きな松の木。何か由来があるに違いない!」
と、昔から思ってましたが、
実はここには、三尻の村役場があったのだそうです。


明治25年(1892)、常本寺跡(廃寺跡)に建てられた村役場は、
昭和29年(1954)、熊谷市との合併によりその役目を終えますが、
この松の木は、地元の人たちの要望により平成4年の県道改修の折にも
伐採の対象とはなりませんでした。

資料によると、当時の役場敷地内には、西南戦役後の戦没者招魂碑があり、
大戦中は将兵をこの場所から送り、迎えたのだそうです。

村のシンボルツリーだったんですね。
当然のこととして、それは大切にしたいですよね・・・

現在のこの地には、三尻村合併記念碑が建ち、その道路側に道路元標があります。

元々は松の木の下に、元標はあったらしいのですが、
手元の資料の写真では、「放置されてまーす♪」という感じで半分横倒しの状態。
今日見てきた元標は写真のように、ちゃんと直立してました。

それなりに、存続(?)の危機を乗り越えてきたんでしょうね(^^;)


私としては、役場敷地内にあったという
「西南戦役後の戦没者招魂碑」の行方に興味があります。
探してみるかっ!



【参考資料】
熊谷市郷土文化会誌(第48号)
熊谷の合併の変遷

道路元標については、こちらをご覧下さい。