毎日が夏休み in 熊谷

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映画「東京タワー」ロケ地 : 旧坂田医院 in 妻沼

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県民の日に「文化財特別公開」という形で、市のイベントがいくつか行われました。

私が目につけたのは「坂田医院旧診療所公開」。概略はこちら♪>サムネイル①
9月に映画「東京タワー」のロケが行われたのを聞いて、その存在を始めて知りました。
終戦前夜(8月14日)に空襲を受けた熊谷市街地には、昭和初期の建物は見る影もなく、
今では戦後の建築物が、かろうじて点在しているのみ。

でも、妻沼には大切に残されていたんですね♪
貴重な、昭和6年に建てられた産科医院です(^^)

現在の外観は上の写真のようになっていますけど、趣があるでしょ?

受付でいただいた資料にあった「平面図」を照らしながら見ると
玄関ホールから正面にあるのがレントゲン室。>サムネイル②
出入り口左にあるのは、電話BOXだと思います。
電話機はなかったけど、曇りガラス張りで、ちゃんとドアもついてました。
天井の照明も素敵でしょ(^^)

診察室や>サムネイル③
受付・調剤室>サムネイル④には
当時の機材や備品などがそのまま置いてあり、
私個人としては、昔の本とかを手に取ってみたかったけど。ガマンガマン!
医学書はムリだけど、「男沼村史」とかがあったんです。見たかったわ~

余談ですが、
産科ならではの機材というか、備品があったりして、これも興味深かったです。

「東京タワー」のロケでは、
この廊下の右奥に外に通じる扉があるのですが、>サムネイル⑤
そこに新たに「病院跡地のアパート」という設定で部屋を作り、撮影を行ったとのこと。




昔の建物の何に惹かれるのか?
自問してみても、よく判らないのですが、
例えば、畳敷きの待合室の天井部分、照明の配線出口に
こんな風な装飾がしてあるんです。>サムネイル⑥

こんなのを見つけるのが楽しいんですよね(^^;)
職人さんの息吹を感じます♪


ゆくゆくは、この建物は
例えば小規模なコンサートホールのような、何かの形で、
有効活用をしていきたいという主旨のお話を
案内してくださった係の方から伺いました。

うん、駐車スペースは十分にあるし、
この建物自体も洋風近代建築としては、「観光化」という言う意味で手を加えられてなく、
全く手つかずの「そのまま」の状態なので、
もう少し、映画のロケとかで使った後にでも、
何某かの活用法を見つけていければ、いいのではないかと思います。

そりゃあ、床に穴は開いてるし、ちょいと古くさいかもしれないけど、
熊谷の駅界隈には、昭和初期の建物は一切存在しないんです。
今残っている、こういう古い建物は、大切にできたらいいですよね。

「予算がつかないと難しい」という現実があるのも、また事実ですが・・・(^^;)